賃貸

同棲の部屋探しは何から始める?家賃・契約名義・入居審査・必要書類

InstagramやTikTok、YouTubeでは、「同棲準備」「二人暮らし」「1LDKと2LDK」「家賃折半」「ルームツアー」といった投稿が数多く見られます。

おしゃれなインテリアや便利な収納は参考になりますが、同棲の部屋探しでは、見た目だけでなく、家賃、契約名義、入居審査、必要書類などの確認も欠かせません。

特に重要なのは、物件を検索する前に「二人の予算と暮らし方」をすり合わせることです。

この記事では、同棲の部屋探しを始める順番から、家賃、契約名義、入居審査、必要書類まで分かりやすく解説します。

最初に結論

同棲の部屋探しは、次の順番で進めるとスムーズです。

  1. 入居希望日を決める
  2. 家賃と初期費用の上限を決める
  3. エリア・間取り・生活条件を整理する
  4. 二人入居可能か確認する
  5. 契約名義と収入合算の可否を確認する
  6. 二人分の必要書類を準備する
  7. 内見・申込み・入居審査へ進む

同棲の部屋探しは何から始める?

同棲の部屋探しは、いきなり物件検索から始めるのではなく、先に二人の条件を整理することが大切です。

物件検索を始める前に話し合いたい項目
項目 話し合う内容
入居時期 いつから住み始めるか
家賃 管理費などを含めて月額いくらまでか
初期費用 二人で合計いくら準備できるか
エリア どちらかの職場を優先するか、中間地点にするか
間取り 個室が必要か、在宅ワークをするか
生活時間 起床・就寝・帰宅時間に違いがあるか
家事 料理、洗濯、掃除をどう分担するか
お金 家賃・光熱費・食費をどう分けるか
将来 結婚、転職、引っ越しなどの予定があるか
POINT

楽しい話だけでなく、「収入が減った場合」「一人が転職した場合」「同棲を解消する場合」まで軽く確認しておくと、無理のない物件を選びやすくなります。

同棲の家賃はいくらまでが安心?

賃貸の入居審査に、全国共通の家賃基準があるわけではありません。審査基準は、貸主、管理会社、保証会社、物件によって異なります。

一方、二人の生活を安定させるという意味では、家賃だけでなく、管理費や駐車場代などを含めた「毎月の住居費」で考えることが大切です。

毎月の住居費に含めるもの

  • 家賃
  • 管理費・共益費
  • 駐車場・駐輪場代
  • インターネット利用料
  • 月額保証料
  • 24時間サポートなどの月額費用

生活費に余裕を残すなら、毎月の住居費を二人の手取り収入の25%前後に抑えるのが一つの目安です。家賃相場が高い地域でも、できれば30%以内に収まるように検討しましょう。

二人の手取り収入から考える住居費の目安
二人の手取り月収 住居費25%の目安 住居費30%の目安
40万円 10万円 12万円
50万円 12万5,000円 15万円
60万円 15万円 18万円

注意:上記は生活設計上の目安であり、入居審査の承認を保証するものではありません。

ボーナスや残業代、歩合給などの変動収入は少なめに見積もり、家賃の支払いが一人の収入に偏っても、一定期間は対応できる予算が安心です。

家賃は折半と収入割合のどちらがよい?

同棲の家賃負担には、主に次の方法があります。

家賃・生活費の主な分担方法
分担方法 メリット 注意点
50%ずつ折半 分かりやすく管理しやすい 収入差が大きいと負担感に差が出る
収入割合で分担 収入差を反映できる 収入変動に応じた見直しが必要
項目ごとに分担 家賃・食費・光熱費などを分けられる 全体の負担額が分かりにくくなりやすい
共通口座へ入金 支払いを一元管理できる 入金日と金額を決める必要がある

たとえば、二人の手取り収入が30万円と20万円なら、家賃や生活費を「3対2」で負担する方法もあります。

二人の間で家賃を折半していても、貸主に対する支払い義務は賃貸借契約の内容で決まります。

一人だけが契約名義人の場合、原則として、その名義人が貸主に対して家賃全額の支払い責任を負います。「二人で半分ずつ払う」という約束は、二人の内部的な取り決めです。

初期費用も二人で確認する

同棲では家具や家電の購入費もかかるため、家賃だけで物件を判断しないことが重要です。

賃貸契約では、次の費用が発生する場合があります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃・日割り家賃
  • 仲介手数料
  • 家賃保証会社の費用
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 退去時クリーニング費用
  • 24時間サポート費用
  • 引っ越し費用
  • 家具・家電の購入費
確認ポイント

「敷金・礼金ゼロ」という表示だけで判断せず、契約時に支払う総額と、退去時の負担まで確認しましょう。

また、どちらが何を購入したか分かるように、家具・家電の購入履歴や領収書を残しておくこともおすすめです。

同棲には1LDKと2LDKのどちらが向いている?

アットホームが19~29歳の同棲カップル428人を対象に行った調査では、現在住んでいる間取りは「1LDK」が33.2%で最多でした。

一方、理想の間取りは「2LDK」が44.9%で最も多く、「個別に仕事や作業ができる部屋が欲しい」という声も挙げられています。

また、部屋探しで大変だったことの1位は、家賃や初期費用など費用面のすり合わせでした。


同棲カップルの住まい探しに関する調査結果

間取り別の特徴

1DK・1LDK・2DK・2LDKの比較
間取り 向いているカップル 注意点
1DK 家賃を抑えたい、荷物が少ない 在宅ワークや生活時間の違いに対応しにくい
1LDK 一緒に過ごす時間を大切にしたい 一人になれる個室を確保しにくい
2DK 部屋を分けつつ家賃を抑えたい 築年数が古い物件も多い
2LDK 個室や仕事部屋が必要 家賃・光熱費・冷暖房費が高くなりやすい

1LDKが向いている二人

  • 一緒に過ごす時間が長い
  • 二人とも出勤が中心
  • 生活リズムが近い
  • 荷物が比較的少ない
  • 家賃を抑えたい

2LDKが向いている二人

  • 在宅ワークやオンライン会議がある
  • 起床・就寝時間が違う
  • 趣味や仕事に集中できる部屋が欲しい
  • 衣類や趣味用品などの荷物が多い
  • 将来の結婚や家族構成の変化も考えている
間取り名だけで決めない

同じ1LDKでも、リビングと寝室の間に扉がある物件と、ほとんど一体になっている物件では暮らしやすさが違います。収納、窓、扉、家具の配置まで確認しましょう。

二人入居できる物件か確認する

部屋が広ければ、必ず二人で住めるとは限りません。

物件情報に次のような記載があるか確認しましょう。

  • 二人入居可
  • カップル入居可
  • ルームシェア可
  • 二人入居相談
  • 単身者限定
  • 二人入居不可

「二人入居可」と書かれていても、未婚カップル、友人同士、兄弟姉妹など、入居者の関係によって条件が異なる場合があります。

申込み前に確認すること

  • 未婚のカップル二人で入居できるか
  • 一人を契約者、もう一人を同居人として申し込めるか
  • 二人の収入を合算できるか
  • 二人とも入居審査を受けるのか
  • 二人分の本人確認書類が必要か

一人暮らしとして契約した後、貸主や管理会社に知らせずにパートナーを住まわせることは避けましょう。

国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」には、借主と同居人を記載する欄があり、記載された同居人以外を追加する場合の通知についても定められています。

ただし、標準契約書はモデルであり、実際の契約では事前承諾が必要になることもあります。


国土交通省「賃貸住宅標準契約書」

同棲の契約名義はどうする?

同棲の契約方法には、主に「一人名義」と「二人名義」があります。

ただし、すべての物件で二人名義の契約ができるわけではありません。実際には、一人を契約者、もう一人を同居人として登録する方法が多く採用されています。

一人名義で契約する場合

一人が賃借人となり、もう一人は同居人・入居者として登録します。

契約名義人を決めるときは、次の点を比較します。

  • 収入が安定しているか
  • 勤続年数が長いか
  • 家賃を一人でも継続して支払えるか
  • 申込みに必要な収入証明を用意できるか
  • 勤務先や緊急連絡先などの確認に対応できるか

単純に年収が高い方ではなく、収入の安定性と家賃のバランスで判断することが大切です。

一人名義の場合、家賃の支払い、解約、原状回復、敷金返還などの手続きも、基本的には契約名義人を中心に行われます。

二人名義で契約する場合

貸主が認める場合には、二人とも賃借人として契約できることがあります。

二人の収入を審査で考慮してもらいやすい反面、次の点に注意が必要です。

  • 二人とも入居審査を受ける
  • 二人分の必要書類を求められる
  • 契約内容によっては、それぞれが家賃全額について責任を負う
  • 一人が退去しても、自動的に契約から外れるとは限らない
  • 名義変更や契約変更に再審査が必要になる場合がある
契約書を確認

「連名契約」という言葉だけでは、二人とも賃借人なのか、一人が賃借人でもう一人が同居人なのか分からない場合があります。契約書上の立場を必ず確認しましょう。

会社の住宅補助を利用する場合

勤務先の借上社宅制度や住宅手当を利用する場合は、会社指定の契約名義や条件がある可能性があります。

  • 個人契約と法人契約のどちらが必要か
  • 同居人を登録できるか
  • 未婚のパートナーが住宅手当の対象になるか
  • 家賃や間取りに上限があるか

個人で申込みをする前に、勤務先へ確認しましょう。

同棲の入居審査では何を確認される?

入居審査は、貸主、管理会社、家賃保証会社などが行います。具体的な審査基準は公開されておらず、物件ごとに異なります。

一般的には、次の内容が確認されます。

  • 家賃を継続して支払える収入があるか
  • 雇用形態や勤続年数
  • 申込内容に不一致や記載漏れがないか
  • 本人確認や電話確認ができるか
  • 緊急連絡先を確保できるか
  • 物件の使用目的や入居人数が募集条件に合っているか
  • 保証会社の利用条件を満たしているか

二人の収入は必ず合算できる?

二人の収入を合算できるかどうかは、物件や審査方法によって異なります。

たとえば、一人の月収が35万円、もう一人が25万円で、家賃14万円の物件を申し込む場合、合計月収60万円で審査されるとは限りません。

一人名義の契約では、契約者本人の収入だけを中心に判断されることがあります。

不動産会社への確認例

「二人の収入を合算して審査できますか。一人を契約者、もう一人を同居人として申し込む場合、同居人の収入証明も提出できますか」

審査をスムーズに進めるポイント

  • 申込書は正確に記入する
  • 契約者と同居人の情報を最初から申告する
  • 本人確認書類と収入証明を早めに準備する
  • 保証会社からの電話に対応する
  • 転職予定や内定中の場合は事前に伝える
  • 収入合算を希望する場合は申込み前に確認する
  • 審査が心配な場合は複数の選択肢を用意する

審査を通りやすくする目的で、事実と異なる勤務先や年収、婚約状況などを申告することは避けてください。申込内容と確認結果が異なると、審査に影響する可能性があります。

フリーランスや個人事業主の方は、こちらも参考にしてください。


フリーランスでも賃貸審査に通る?必要書類・収入証明と7つの対策

同棲の入居審査・契約に必要な書類

必要書類は物件や保証会社によって異なりますが、一般的には次の書類を準備します。

申込み時に求められることが多いもの

入居申込み時の主な情報・書類
対象者 主な情報・書類
契約者 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類
同居人 本人確認書類、氏名、生年月日、勤務先など
契約者 勤務先、勤続年数、年収、雇用形態
契約者 源泉徴収票、給与明細、所得証明書など
収入合算する同居人 本人確認書類と収入証明
緊急連絡先 氏名、住所、電話番号、続柄
内定者 内定通知書、雇用条件通知書など
学生 学生証、合格通知書、親権者の情報など
外国籍の方 在留カード、パスポート、勤務・在学を確認できる書類など

契約時に求められることがあるもの

  • 住民票
  • 印鑑
  • 印鑑登録証明書
  • 家賃引落口座の情報
  • 口座届出印
  • 火災保険の申込書
  • 連帯保証人の印鑑登録証明書
  • 初期費用の入金確認書類

最近はWeb申込みや電子契約も増えていますが、すべての物件が完全オンラインに対応しているわけではありません。郵送や原本提出が必要かどうかも確認しましょう。

家賃保証会社の日本セーフティーでは、個人契約の本人確認書類として、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートと住民票などを案内しています。ただし、必要書類は保証会社ごとに異なります。


日本セーフティー「必要書類」

マイナンバーカードを提出する場合、通常は個人番号が記載された裏面まで提出する必要はありません。健康保険資格確認書なども、記号・番号等のマスキングを求められることがあります。提出範囲を不動産会社へ確認してください。

内見では二人の生活を再現してみる

SNSのルームツアーや写真だけでは、二人で暮らしたときの使いやすさまで判断できません。

室内で確認すること

  • 二人分の衣類や荷物を収納できるか
  • ベッド、ソファ、テーブルを置けるか
  • 冷蔵庫・洗濯機置場の寸法
  • コンセントの位置と数
  • エアコンを設置できる部屋
  • 隣室や共用廊下からの音
  • 携帯電話の電波状況
  • インターネット回線の種類
  • キッチンの作業スペース
  • 洗面所や浴室を二人で使いやすいか

建物・周辺環境で確認すること

  • 宅配ボックスの有無
  • ゴミ出しの曜日・時間
  • 駐輪場を二台利用できるか
  • スーパーやドラッグストアまでの距離
  • 夜間の明るさや人通り
  • 二人それぞれの通勤・通学時間
  • ハザードマップ上の災害リスク
在宅ワークの注意点

「インターネット対応」と「インターネット無料」は意味が異なります。在宅ワークや動画配信をする場合は、回線方式や個別回線の工事可否まで確認しましょう。

同棲の部屋探しはいつから始める?

目安として、入居希望日の1か月半から2か月前に条件整理を始めると進めやすくなります。

同棲を始めるまでのスケジュール例
時期 やること
2か月前 予算・エリア・間取りを話し合う
1か月半前 物件検索、必要書類の準備
1か月前 内見、申込み、入居審査
2~3週間前 契約、初期費用の支払い
1週間前 引っ越し、家具・家電の手配

賃貸物件の空室状況は変わりやすく、気に入った部屋を長期間取り置きできるとは限りません。

現在の住まいを先に解約すると、審査が長引いた場合に住む場所がなくなる可能性があります。現在の契約の解約予告期間を確認し、新居の審査・契約スケジュールと調整しましょう。

同棲の部屋探しでよくある失敗

1.一人暮らしとして契約してから同居する

契約違反になる可能性があります。必ず二人入居であることを申告しましょう。

2.二人の収入をすべて使える前提で家賃を決める

収入合算が認められない審査もあります。申込み前の確認が必要です。

3.間取り名だけで決める

同じ1LDKでも、収納、扉の位置、生活動線によって暮らしやすさが異なります。

4.契約名義人の責任を確認していない

一人名義の場合、家賃や退去費用について、名義人が契約上の責任を負うのが基本です。

5.別れた後の契約を考えていない

契約名義人が退去し、同居人だけが住み続ける場合、自動的に名義を引き継げるとは限りません。新たな審査や契約が必要になることがあります。

6.家賃だけを比較している

初期費用、更新料、月額保証料、退去時費用まで含めて比較しましょう。

同棲の部屋探しに関するよくある質問

Q.未婚のカップルでも賃貸物件を借りられますか?

二人入居が認められており、入居審査を通過すれば借りられます。ただし、すべての二人入居可能物件が未婚カップルに対応しているとは限らないため、申込み前に確認しましょう。

Q.契約名義は収入が高い方にすべきですか?

年収だけでなく、勤続年数、雇用形態、収入の継続性、家賃とのバランスを含めて判断します。将来、転職や退職を予定している場合は、その後も支払える家賃か検討することが大切です。

Q.緊急連絡先は家賃を支払う人ですか?

緊急連絡先と連帯保証人は異なります。緊急連絡先は、本人と連絡が取れないときなどに連絡を受ける人であり、契約上の保証責任を負うとは限りません。

Q.同棲を解消した場合はどうなりますか?

まず管理会社へ連絡してください。契約名義人が残り、同居人だけが退去する場合でも、入居者変更の手続きが必要になることがあります。

契約名義人が退去し、同居人が住み続ける場合は、名義変更や再審査、新規契約が必要になる可能性があります。

Q.一人で住んでいる部屋に後から恋人を追加できますか?

管理会社や貸主への事前相談が必要です。物件の入居条件によっては、同居人の追加が認められない場合や、再審査が必要になる場合があります。

まとめ|物件検索の前に二人の条件を整理しよう

同棲の部屋探しでは、次の項目を確認してから申込みへ進みましょう。

  • 二人の入居希望日を決めた
  • 管理費などを含めた家賃上限を決めた
  • 家賃・初期費用の分担方法を決めた
  • 生活リズムに合った間取りを選んだ
  • 未婚カップルの二人入居が可能か確認した
  • 契約名義と収入合算の可否を確認した
  • 二人分の本人確認書類を準備した
  • 契約上の責任や退去時の手続きを確認した

同棲では「一緒に住める部屋」だけでなく、「二人が無理なく暮らし続けられる部屋」を選ぶことが大切です。

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株式会社BIGHEARTでは、仙台・宮城のお部屋探しをLINEやオンラインでサポートしています。

SUUMO、HOME’S、アットホームなどで気になる物件を見つけたら、URLやスクリーンショットをお送りください。

二人入居の可否、契約名義、入居審査、初期費用などを確認しながらご案内します。


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仲介手数料は原則として家賃の0.55か月分(税込)
物件によっては0円でご紹介できる場合があります。

※物件の募集条件、入居審査、必要書類、契約方法は、貸主・管理会社・保証会社によって異なります。実際の申込み前に必ずご確認ください。

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