問い合わせから入居までの流れ
初めてのお部屋探しでも安心。物件への問い合わせから内見、入居審査、契約、鍵の受け取りまでを順番に解説します。
「気になる物件を見つけたけれど、何から始めればいいの?」
「問い合わせをした後は、どのような流れで契約するの?」
「入居までに、どれくらいの期間がかかるの?」
初めてのお部屋探しでは、このような疑問や不安を感じる方も少なくありません。
最近では、SNSのルームツアー動画やオンライン内見など、お部屋探しの方法も多様化しています。一方で、理想のお部屋をスムーズに見つけるためには、問い合わせから契約・入居までの基本的な流れを理解しておくことが大切です。
この記事では、お部屋探しを始めてから新生活をスタートするまでの手順を、初めての方にも分かりやすく解説します。
STEP
01
希望条件を整理する
物件を探し始める前に、まずは自分の希望条件を整理しましょう。
すべての希望を満たす物件を探そうとすると、候補が少なくなったり、家賃が予算を超えたりすることがあります。そのため、条件を「絶対に譲れないもの」と「できれば希望するもの」に分けるのがおすすめです。
主な希望条件
- 家賃と管理費の上限
- 希望するエリアや沿線
- 通勤・通学にかけられる時間
- 間取りと広さ
- 築年数
- 駅からの距離
- 駐車場の有無
- ペット飼育の可否
- インターネット無料
- オートロックや防犯設備
- 宅配ボックス
近年注目されている条件
- 在宅勤務がしやすい間取り
- 高速インターネット対応
- ペット相談可
- 初期費用を抑えられる物件
- オンライン内見に対応
- 電子契約に対応
ポイント
家賃だけで判断せず、管理費、駐車場代、インターネット料金、通勤費などを含めた毎月の総支出で比較しましょう。
STEP
02
不動産会社へ問い合わせる
気になる物件が見つかったら、不動産会社へ問い合わせます。
物件情報が掲載されたままでも、すでに申し込みが入っていたり、募集条件が変更されていたりする場合があります。現在の募集状況を確認するためにも、早めに問い合わせましょう。
主な問い合わせ方法
- 不動産会社のホームページ
- 物件ポータルサイト
- LINE
- 電話
- メール
- InstagramなどのSNS
問い合わせ時に伝える内容
- 名前
- 希望する入居時期
- 入居予定人数
- 希望条件
- 内見を希望する日時
- 車やペットの有無
- その他、事前に確認したいこと
「掲載されている物件は、まだ募集していますか?」
「今週末に内見できますか?」
「契約時の初期費用を教えてください」
「ペットと一緒に入居できますか?」
最初の問い合わせですべての条件を伝える必要はありません。気になる点を一つ確認するだけでも問題ありません。
STEP
03
空室状況や募集条件を確認する
問い合わせを受けた不動産会社は、管理会社や貸主へ現在の募集状況を確認します。
確認される主な内容
- 現在も入居者を募集しているか
- 内見が可能か
- 入居可能日はいつか
- 家賃や管理費に変更がないか
- 駐車場に空きがあるか
- ペット飼育などの条件
- 契約時に必要となる初期費用
- すでに申し込みが入っていないか
人気物件は早めの判断が必要です
条件の良い物件は、募集開始から短期間で申し込みが入る場合があります。気になる物件が見つかったときは、内見可能日や申し込み状況を早めに確認しましょう。
STEP
04
物件を内見する
募集状況を確認したら、実際に物件を見学します。
最近では、ビデオ通話を使ったオンライン内見や、室内を撮影したルームツアー動画に対応する不動産会社も増えています。ただし、可能であれば現地を訪れ、写真や動画だけでは分からない部分も確認することをおすすめします。
内見時のチェックポイント
- 日当たりと室内の明るさ
- 道路や隣室からの騒音
- 水回りの状態
- 収納の広さ
- 家具や家電の配置
- コンセントの位置と数
- スマートフォンの電波状況
- インターネット環境
- 共用部分の管理状況
- ゴミ置き場の位置
- 駐車場や駐輪場
- 周辺道路や生活環境
メジャーを持参すると便利です
冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファなどを置く予定の場所を測っておくと、入居後の家具配置で失敗しにくくなります。
STEP
05
入居を申し込む
内見後、「この物件に住みたい」と決めたら、入居申し込みを行います。
申込書には、氏名、住所、勤務先、収入、緊急連絡先などを記入します。近年は、スマートフォンやパソコンから申し込める電子申込も増えています。
申し込み時に求められることがある書類
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- 健康保険証などの補助書類
- 源泉徴収票や給与明細などの収入証明
- 在職証明書や内定通知書
- 学生証や合格通知書
- 法人契約の場合は会社関係書類
申し込みは契約ではありません
申し込み後に入居審査が行われ、審査に通過して契約手続きが完了すると、正式に入居できる状態になります。
STEP
06
入居審査を受ける
入居申し込み後、家賃保証会社、管理会社、貸主などによる入居審査が行われます。
主に確認される内容
- 家賃を継続して支払える収入があるか
- 勤務先や雇用状況
- 申込書の内容に不備や矛盾がないか
- 本人確認や意思確認ができるか
- 緊急連絡先へ連絡できるか
- 入居人数や利用目的に問題がないか
審査にかかる期間は、一般的に数日程度ですが、確認書類の不足や連絡の遅れがあると長引くことがあります。
審査中は電話に出られるようにしましょう
保証会社や管理会社から、本人確認の電話が入る場合があります。知らない番号からの着信にも注意し、折り返しが必要な場合は早めに対応しましょう。
STEP
07
契約手続きを行う
入居審査に通過したら、契約内容と入居開始日を確認し、賃貸借契約の手続きを行います。
↓
契約書類の確認・署名
↓
初期費用の支払い
↓
契約手続き完了
契約前に確認したい項目
- 契約期間と更新条件
- 解約予告の期間
- 短期解約違約金の有無
- 退去時の原状回復条件
- 禁止事項や使用上のルール
- ペット飼育に関する特約
- 火災保険や保証会社の契約内容
- 更新料や更新事務手数料
重要事項説明や契約手続きは、店舗で行う方法のほか、オンラインで行える場合もあります。
分からないまま署名しないことが大切です
契約書や重要事項説明書に不明な点がある場合は、署名や押印をする前に不動産会社へ確認しましょう。
STEP
08
初期費用を支払う
契約内容を確認したら、指定された期日までに初期費用を支払います。
主な初期費用
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 前家賃
- 日割り家賃
- 家賃保証会社の費用
- 火災保険料
- 鍵交換費用
- 室内消毒費用などの付帯費用
物件によって費用の名称や金額は異なります。支払う前に、初期費用の明細と契約書の記載内容が一致しているか確認しましょう。
振込先を必ず確認してください
初期費用を振り込む際は、振込先の名義、金額、支払期限を確認し、不審な点がある場合は不動産会社へ直接問い合わせましょう。
STEP
09
鍵を受け取る
契約書類の提出と初期費用の支払いが完了すると、契約開始日以降に鍵を受け取ります。
主な鍵の受け取り方法
- 不動産会社の店舗で受け取る
- 管理会社の窓口で受け取る
- 物件の現地で受け取る
- 郵送や専用ボックスで受け取る
鍵の受け取りに必要なものや受け取り可能な日時は、不動産会社ごとに異なります。事前に確認しておきましょう。
原則として契約開始日前には入室できません
鍵を受け取る日時と、実際に室内へ入れる日時が異なる場合もあります。荷物の搬入や引っ越しの予約をする前に、入室可能日を確認してください。
STEP
10
入居・新生活を始める
鍵を受け取ったら、いよいよ新生活のスタートです。
引っ越し前後には、電気・ガス・水道などの開始手続きや、住所変更なども必要になります。
入居前後に必要となる主な手続き
- 電気の使用開始手続き
- ガスの開栓予約
- 水道の使用開始手続き
- インターネット回線の申し込み
- 住民票の異動
- 運転免許証などの住所変更
- 郵便物の転送届
- 勤務先や学校への住所変更届
入居直後に室内を確認する
室内に傷、汚れ、設備の不具合などがある場合は、入居時の状態を写真や動画で記録し、早めに管理会社へ報告しましょう。
入居時の記録は退去時にも役立ちます
入居前からあった傷や汚れを記録しておくことで、退去時の原状回復をめぐる認識の違いを防ぎやすくなります。
問い合わせから入居までにかかる期間
問い合わせから入居までの期間は、物件の状況や審査、契約手続きによって異なります。
| 手続き | 期間の目安 |
|---|---|
| 問い合わせ・空室確認 | 当日~1日程度 |
| 内見 | 当日~数日程度 |
| 入居申し込み | 内見当日~数日程度 |
| 入居審査 | 1~5日程度 |
| 契約手続き | 1~数日程度 |
| 入居開始 | 問い合わせから1~3週間程度 |
すでに空室となっている物件では、審査や契約手続きが順調に進めば、比較的早く入居できる場合があります。
一方、現在の入居者が退去する前の物件や、新築工事中の物件では、入居までに時間がかかることがあります。
問い合わせから入居までのよくある質問
問い合わせをするだけでも大丈夫ですか?
問題ありません。「まだ検討中」「空室状況だけ知りたい」という段階でも問い合わせできます。気になる条件や費用がある場合は、遠慮せずに確認しましょう。
内見をせずに申し込むことはできますか?
物件や不動産会社によっては可能です。遠方からの引っ越しなどでは、オンライン内見や動画を確認して申し込む方法もあります。ただし、周辺環境や騒音などは分かりにくいため、確認できる項目を事前に整理しておきましょう。
何件くらい内見すればよいですか?
件数に決まりはありませんが、条件の近い物件を2~3件程度比較すると、それぞれの長所と短所を判断しやすくなります。ただし、人気物件では比較している間に申し込みが入る場合もあります。
申し込み後にキャンセルできますか?
契約締結前であればキャンセルできることが一般的ですが、手続きの段階や預けた金銭の性質によって扱いが異なる場合があります。キャンセルを検討するときは、できるだけ早く不動産会社へ連絡してください。
審査に通ったら、必ず契約しなければなりませんか?
審査通過だけで賃貸借契約が成立するとは限りません。ただし、貸主や管理会社は契約に向けて準備を進めています。契約する意思がなくなった場合は、速やかに連絡することが大切です。
急いで入居したい場合はどうすればよいですか?
即入居可能な物件を選び、本人確認書類や収入証明などを早めに準備しましょう。問い合わせ時に希望入居日を伝えておくと、対応可能な物件を案内してもらいやすくなります。
まとめ
お部屋探しは、問い合わせから入居までの流れを事前に理解しておくだけでも、落ち着いて進めやすくなります。
基本的な流れは、次の10ステップです。
- 希望条件を整理する
- 不動産会社へ問い合わせる
- 空室状況や募集条件を確認する
- 物件を内見する
- 入居を申し込む
- 入居審査を受ける
- 契約手続きを行う
- 初期費用を支払う
- 鍵を受け取る
- 入居・新生活を始める
物件探しでは、家賃や間取りだけでなく、初期費用、契約条件、周辺環境、入居後に必要となる手続きまで確認することが大切です。
気になる物件を見つけたら、まずは現在の空室状況や初期費用について、早めに不動産会社へ問い合わせてみましょう。
お部屋探しに関するご相談
物件の空室確認、初期費用、内見の日程、入居審査など、お部屋探しで分からないことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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